銀行は、人の生活になくてはならないサービスです。
それだけに、銀行にコロナが蔓延して、業務が停止されれしまうなんてことがあったら大変です。
そんな危険と隣り合わせで働く銀行員の感染状況に関する記事をまとめました。
皆様の参考になれば幸いです。
銀行員のコロナの影響によるリスク
不要不急の来店を控えてください!
そう呼び掛けても、銀行員の心配をよそに、不要な用事で来店する顧客が後を絶ちません。
「もしも、行内でクラスターが発生し、銀行業務自体がストップしまったら」
銀行員の大変さが世間には理解されていません。
今後、経済の冷え込みが続くと予想される中、メガバンクでも大規模なリストラ政策が次々と打ち出されています。
銀行は、今後AIにとって変わられるという話もありますが、銀行員にとっては、AI以上にコロナの方が脅威となってしまったという感じがします。
銀行員のコロナによる出勤状況
銀行員もコロナによる出勤は、大きく制限がかけられています。
スプリットオペレーションによる交代勤務導入で、働き方が大きく変わりました。
そして、昼休み採用も、もはや当たり前となりました。
しかし、窓口が空く時間には、また、外回りする渉外係は、コロナ不況の相談受け入れをしなければなりません。
もしもコロナ感染者が相談者だったら、、、いつも危険を感じながら働いています。
銀行員のコロナ感染者の状況は?
コロナ感染者があちこちの銀行や信金で発生しています。
4月にこのブログで紹介しただけでも10人以上となっています。
りそな銀行芝支店、多摩信用金庫恋ヶ窪支店、西日本シティ銀行西新中央支店、福岡ひびき信用金庫穴生支店、京都銀行彦根支店、第四銀行上越コンサルティングプラザ、三井住友銀行東京都・東京グローバルサービス部、大阪中央法人営業部、三菱UFJ銀行小松川支店、みずほ銀行新宿新都心支店、祐天寺支店、みなと銀行西神中央支店、千葉興業銀行本部、
4月中旬から公表されているものだけでもこれだけの行員が感染しています。
銀行がクラスター源にならないように、細心の注意が払われています。
コロナショック後の銀行員の働き方
正直、銀行で働く方々は、もう限界ではありませんか?
コロナウイルスの影響で、銀行員の働き方とか常識といったものが
大きく変わってしまいました。
銀行員からはこんな声が聞こえてきます。
『もう限界。こんな仕事したかったわけじゃない…』
今回のコロナショックを受けて
銀行員の今後の不安が鮮明になってきました。
そもそも何故銀行を選んで就職したんでしたっけ?
安定しているから
と就職を決めました。
今はどうでしょうか?
日銀のゼロ金利政策で、銀行の収益は厳しく
本部からくる目標やノルマは達成不可能な数字になっています。
支店の空気は重く、毎日先輩・同僚・上司の疲れた表情をみていると、未来に期待はもてません。
さらに追い打ちをかけるように
「働き改革」で残業代が大幅にカットされるため年収も大幅に減少。
仕事量や責任はどんどん重くなっているにもかかわらずです。
今回のコロナショックの影響からスプリットオペレーションの実施や在宅勤務で、溜まっていく一方の仕事。出勤すれば返電依頼のメモの山。
当然ですが時間外労働分の収入はなし。コロナ感染者が訪れるかもしれない窓口で「危険手当」もありません。
このコロナが終息した後、今の働き方が実はスタンダードになるでしょう。
つまり、昼休みは当たり前。少人数での交代勤務も常態化がありえます。
また、これまで少なかった来店が、コロナ相談者で溢れる事態に変化。
でも、少人数オペレーションはそのまま。
そして、相変わらずのモンスター客とクレーマーの応対に忙殺。
果たして、銀行は安定と言えるのでしょうか?
今回のコロナショックで、取引先の企業・事業者は事業存続が厳しい状況です。
事業はもちろん資金繰りも厳しく、融資支援の相談が殺到しています。
この状況下で、従来からの赤字企業には貸し渋りますし、融資実行に時間がかかっていることも事実でしょう。
5月からゼロ金利融資を開始しましたが、銀行の本来の収益源である「利ザヤ」がなくなりました。既存客への融資も、リスクの高い低いにかかわらず、公的なゼロ金利融資へと肩代わりされるでしょう。
そして、住宅ローンを貸していた個人客の不良債権化が目に見えてきました。住宅ローン借入者の仕事が不況の影響を受け、返済が滞るでしょう。もしも、金利が上がれば、変動金利で借り入れている彼らは破産します。
正直、このコロナショックで、「銀行の存在意義とは」を考える銀行員もいると思います。
本当に役に立てているのだろうか?
そして銀行の将来は安定しているのか?
アフターコロナでは銀行員の発想と働き方が激変することが明らかです。