消えたパルテノン神殿。やがて、カードの存在も消える時代に。

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経済ニュース
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パルテノン神殿が消えたと話題になっています。

もちろんギリシャの神話ではありません。日本国内の「三井住友カード」のお話です。

2月3日から発行するすべてのクレジットカードが30年ぶりにフルモデルチェンジします。

なんと、日本初のカードの表から数字の印字をなくすとのこと。デザインがシンプルで話題になりそうです。

で、そのモデルチェンジで、今までカードの絵柄だった「パルテノン神殿」が不採用になったのです。

今まで、真剣にカードデザインを眺めたことがなかったから、気が付かなかった人も多いはず。

私はあのデザインが好きでしたよ。秘密結社フリーメンソンぽいデザインでした(笑)

券面がスッキリしてデザイン性が高まっただけでなく、機能も付加価値がついています。

まず、VISAタッチが使える。え?使える端末が置いてある店はどこかって?ローソン以外に筆者はしりませんが・・・

キャンペーンが凄い!まず、20パーセント還元キャンペーンで一気にカードフォルダーを獲得するつもりのようです。しかも、50分の一という高確率で利用料金タダにするようです!素晴らしい。

申し込みはあわてなくても大丈夫。ネットで申し込めば即カード番号を教えてもらえるそうで、5分で使えるなんて画期的です!

もはや、アプリ登録で即決済金額の通知や残高確認は当たり前の機能になっています。

それよりも、カード機能に驚きの展開がありました。

私のような金融記者からしても、やや専門的な、マニアックの話ですが、このクレジットカードには前払いのプリペイド機能と連携させた新たな技を持たせたのです。

後払いのクレジットカードなのに、家族で特に子供の小遣いとして現金ではなく、このカードのプリペイド機能を使って、お小遣いを一元管理するサービスを提供するというのです。

いや、何を言っているのかわからないでしょう。。。

ズバリ、確信を述べましょう。クレジットカードは大人しか持てない。でも、子供はプリペイドカードなら持てるのです。その機能を融合して、子供に渡すお小遣いのお金はクレジットカード決済にして、子供は前払い式のプリペイドカードでお小遣いとして買い物するという画期的な発想です。

一般にはなじみがないと思いますが、クレジットカード業界は、「いかに子供にカードを持たせて使わせるのか?」に長年、頭を痛めてきたのです。

金融記者が一番関心を高めたのは、カードデザインやキャンペーンよりも、前払いのプリペイドカード機能を、ついに組み合わせたサービスが登場した点です。

しかし、5年後には、プラスチック製のこのようなカードなど存在していない時代になっているのかも。

もはや、携帯で全てが完結する時代なのですから。

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