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本日は銀行員が持つべき2020年代に必要な5つのビジネススキルについてです。
銀行員 適性/持つべきビジネススキルとは
これまでの銀行員の必要なビジネススキルと言えば
- 協調性・人あたり
- 統率力
- 課題解決
- 状況適応力
と言われてきました。
しかし、銀行の職場がAIなどデジタル化が加速するなか、銀行員は、最も劇的に職場環境が変わる業種と言われています。
未来学者によると、求められるスキルがあまりにも急速に変化しているため、現在必要とされている体制を敷いている企業であっても、2020年代が終わるまでに様相は一変するともみられています。
銀行員 適性/では、2021年、銀行員必須のビジネススキルとは
(2)豊かな創造力
(3)人間関係をつくる感情的知性
(4)テクノロジーに精通した知識
(5)自身をブランド化する能力
======の5つです。(この出典は2020年1月7日付英フィナンシャル・タイムズ電子版を参考に引用しています)
米コロンビア大学のスクール・オブ・プロフェッショナル・スタディーズ(プロフェッショナル学部)で学部長をつとめるジェイソン・ウィンガード教授は、「自分自身を評価し、『競争に勝てる資質を備えているか』と自問することが必要になる」と指摘します。
では、環境の変化にうまく対応し、成功するためにはどのようなビジネススキルが求められるのか。以下、5つの必須スキルを紹介します。
ウィンガード教授は「20年代は、適応力が最も重要なスキルとして注目される」と。同教授によると「ベビーブーム世代(1946~64年生まれ)とジェネレーションX世代(1965~80年生まれ)は、一般的にみて柔軟性がそれほど高くない。この世代は同じ仕事を長く続け、急激な変化を求めない傾向があるが、これより若いミレニアル世代(1981年~96年生まれ)やジェネレーションZ世代(1997年以降生まれ)は同じ仕事を長期的に続けることを想定していない」と話します。
創造力は、最も需要の高いスキルの1つになりそうです。ウィンガード教授も「創造力は常に極めて珍重される。これを自分の戦略に落とし込むことで、会社の役にも立てる」と話します。
つまり、協調性やアクティブリスニング(話の内容に意識を集中しつつ、話し手のボディーランゲージなどの手掛かりにも注目する)といったいわゆる「ソフトスキル」の価値はさらに高まります。
対人スキルの知識や共感力のある人は、変わりゆく職場での需要がますます高まるでしょう。
コーチングやメンタリングも、変容するチームを効果的に管理するための要となりそう。
すでに様々なバージョンのソフトウエアや新しいプログラムに振り回されている現代ですが、こうした「大海で泳ぎを覚えられる人物」が成功する時代が来ました。
コロンビア大のウィンガード教授も「2025年には、テクノロジーのない暮らしなど考えられなくなる。テクノロジーから逃れることはできない」と話す。
自分自身を高めるだけでなく、自分にはこういったスキルがあると知ってもらい自己アピールすることが必要になります。そのためには、影響力のある人との人脈構築が役立ちそう。
銀行員 適性/フィンテックで激変する銀行の環境
次世代金融産業の覇権を巡る戦いで、最も苦しい戦いを余儀なくされているのは、日本のメガバンクかもしれません。米国金融機関と比較しても、デジタルバンキングの遅れは否めません。
金融ディスラプターが優れたUI/UXを提供する顧客接点を開発する一方で、メガバンクの顧客接点は店頭窓口やATMというビジネスモデルから脱却ができていないのです。
日本の大手メガバンクの三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)では、2016年までの10年間で銀行窓口を訪れる客数が4割減少する一方で、ネットバンキングの利用者は5年間で約4割増加しました。このようなモバイルシフトの影響を受けて、各銀行の支店の閉店が相次いでいます。
2020年に公表された3大メガバンクの店舗統廃合、大幅な人員削減(リストラ)、人員の配置転換は相次ぎ、深刻な問題となっているのです。
FinTech企業が躍進する中で、メガバンクは伝統的な銀行業務からの脱却が求められています。
銀行員 適性/これからの働きがい、やりがいの見つけ方
銀行を取り巻く環境の激変は、銀行員にとっての「働きがい」「生きがい」についても新たな判断を求めています。
銀行員と言っても、男性行員と女性行員では働く環境が異なり、悩みも違います。また若手の3年目くらいの若手行員もまた違う環境で模索しています。
それぞれ銀行員の悩みをキーワードごとに解説しました。ご参考になればうれしいです。
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