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また、着服事件です。今度は鹿児島銀行です。鹿児島県内の金融機関の行員・職員による着服事件が多発しています。この2,3年の間に次々に不祥事が発生しているのは、どうしたんでしょうか、鹿児島県下の金融機関は?
鹿児島銀行の着服事件の概要
報道によると、
「鹿児島銀行の元行員が、顧客のカードローンを使って無断で借り入れをし、2700万円を着服していたことが分かりました。
着服をしていたのは、鹿児島銀行の50代の元行員の男性です。鹿銀によりますと、男性は、鹿児島市の高見馬場支店や奄美の瀬戸内支店に勤務していた2017年9月からことし1月までの間、顧客16人のカードローンで無断で借り入れをし、あわせておよそ2700万円を着服したということです。
男性が別の行員に業務を引き継ぐ際に発覚したもので、「ギャンブルなどでの借入金の返済のためにやった」と、着服を認めているということです。鹿銀は、男性を25日付けで懲戒解雇処分としました。
鹿銀の松山澄寛頭取は「お客さまに心からおわび申し上げたい。内部管理体制の充実・強化に取り組みたい」としています。鹿銀は今後、刑事告訴も検討しているということです。」(引用・MBCニュース)
発覚は内部調査で。引き継ぎに不審な点を発見
鹿児島銀行の27日付け発表資料によると
「当行高見馬場支店の元行員が、お客さまからローンカードを詐取した上で、当該カードローンを無断利用し、その借入金を着服していたことが本年1月27日に発覚いたしました。本事案は、元行員の業務引き継ぎ事項の中に不審な点があったことから、行内での調査を行なった結果、判明したもので、元行員が勤務していた高見馬場支店および瀬戸内支店において、2017年9月から2020年1月の間、16名のお客さまのカードローンを無断で利用し、累計27,324,339円(実質被害額:16,574,538円)を着服していたものです。 」
犯行期間は2年半。1月27日に発覚して、1か月後に公表しました。この対応はスピードのある対応でしょう。
隣県にある宮崎銀行は11月に発覚した着服事件を2か月後の1月中旬に公表しています。
記者会見なし。「元行員」の犯行と発表。
宮崎銀行は同じ着服事件を起こしましたが、頭取が「記者会見」を行いました。しかし、鹿児島銀行は?
着服事件が次々に起きている鹿児島県内金融機関。
記憶に新しいのは、昨年10月と12月に発覚した鹿児島相互信用金庫の着服事件。同信金は2019年10月以降、3件の着服事件が発覚して金融庁も頭を抱えているでしょう。というのも、 鹿児島相互信金では営業店舗での顧客の定期積金の着服や流用が起きた不祥事を隠蔽しようとしたとして、18年4月に金融庁から業務改善命令を受けており、その後も着服事案が何度も判明しているのです。
鹿児島興業信用組合も、昨年11月に、女性職員が1900万円の着服事件を起こしました。
南日本銀行では 平成30年9月7日 発表で嘱託の女性行員が 支店内で保管していた銀行の現金を着服 していました。被害額は4百万円ですが、 平成27年1月から平成30年7月までと犯行期間が長く、その間に 支店内の現金を抜き取っていたのに、発覚しなかったのが不思議です。
本日もブログを読んでいただき、ありがとうございました。
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