ドイツ銀行が 人工知能(AI) を使って行員をリストラしていることが明らかになり、話題になっている。
報じたのは Financial News 。ドイツ銀行は削減を予定している1万8000人の行員の一部の代わりにロボットを活用し、大規模なリストラを実施。
すでに、株式売買業務から撤退、投資銀行部門の一部資産を分離するとした。
リストラ行員の数は 2018年に4000人以上を、2019年7月以降に約1000人をすでに削減したというから、2年間で5千人を超えているという。
AIによる主な削減は 「バックオフィスの大部分の自動化」という。
これを日本の銀行に当てはめるならば、支店の後方事務をAIで自動化できる先例であり、追随するのは間違いない。
このままでは、地方銀行から大量のリストラ人材が転職市場に流れてくるのは目に見えている。
当然、銀行側は風評被害を受けないように、「後方事務行員を営業の前線に配置換えして顧客との接点を増やしてサービス向上を果たす」と弁明するのは間違いない。
しかし、AIで代用できる仕事が増えてくる中、そして支店が来店客もなく役割を終えつつある今では、体のいいリストラにしか映らないだろう。
フィンテックの台頭で欧米の金融界がどうなったか?
そして、今後日本の銀行はどうなっていくか?
銀行の行員は情報を集めて、しかるべき対応を考えておくべきだろう。
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