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職員の逮捕で揺れている瀬戸信用金庫が2月10日に「重要なお知らせ」のタイトルで、発表文をホームページに掲載しました。1月末に発覚した職員の逮捕を受けて、12日から開始する具体的な対応策を策定したものです。
そして、この事件は2月21日に新たな展開を見せました。こちらで説明します。
重要なお知らせの中身は?
2月12日から開始すると明言した「重要なお知らせ」はこちらです。
http://www.setoshin.co.jp/topics/index.files/2.2.10seto_jyuyo_osirase.pdf
今回、職員が窃盗で逮捕されたのは、80代の女性顧客から預かったキャッシュカードを勝手に使って、お金を引き出した容疑です。そのため、瀬戸信金は従来の顧客サービスを一部取りやめて、「お客さまからキャッシュカード、ローンカード等を一切お預かりしないことといたしました 」と対応したのです。
職員の間に広がる動揺。
お知らせの中に、「 キャッシュカード、ローンカード等の再発行や解約、変更(名義変更、デザイン変更など)の際は」とわざわざ事例を提示したのは、今後の渉外活動で支障となるケースも想定したのでしょう。
つまり、法人先で従業員の給与振込口座などを新規に獲得した場合に通帳とキャッシュカードを預かったり、持参しなければならないので、わざわざ再発行や解約、変更に絞っているのです。
これまでも顧客サービスのためにカードの預かりを実施してきたので、どんどんサービスの提供の範囲が狭まり、職員の間で動揺が起きています。
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