東邦銀行の元行員が逮捕されました。約2800万円着服で。5月28日の報道記事です。
逮捕報道の概要は
毎日新聞の記事によると
「顧客の預金を着服したとして栃木県警捜査2課などは28日、東邦銀行宇都宮支店の元行員で埼玉県草加市瀬崎3、配送業、古張卓未容疑者(29)を業務上横領容疑で逮捕した。同課は、総額約2800万円を着服した疑いがあるとみて調べている。 逮捕容疑は、2019年5月22日、顧客からの依頼で、普通預金口座から払い戻した300万円を着服し、横領したとしている。「ギャンブルにつぎ込んだり、借金の返済に充てたりした」と容疑を認めているという。 同課によると、古張容疑者は19年2~6月にかけ、8件の取引先の預金などから約30回にわたり計約2800万円を引き出すなどしていた。このうち1700万円は別の取引先に入金するなどしており、同課は損失を穴埋めしようとしたとみている。 古張容疑者は18年9月から宇都宮支店の渉外担当として、集金や預金払い戻しの取り次ぎなどを担当。19年7月に取引先から同行に相談があり発覚した。同行は同年8月に古張容疑者を懲戒解雇し、同12月に刑事告訴していた」(出所・毎日新聞ニュース)
東邦銀行側の対応は
今回の逮捕は昨年発生した着服事件が原因です。
当時、2019年8月26日の東邦銀行の発表によると
事件発生から9か月後の逮捕
昨年8月の事件です。逮捕まで9か月間を要しています。その間に余罪追及などあったのでしょうか?
宮崎銀行の着服事件では事件発生から判決までが5か月
着服事件では規模や訴えの内容で逮捕までの期間や判決までにかかる時間が大きく異なります。
宮崎銀行で起きた着服事件は今年1月22日に発覚して記者会見を行いました。被害額は1億円を超えています。
すでに元行員は逮捕・起訴され、損害賠償を命じる判決が5月21日に出ています。
東邦銀行の事件との違いは、東邦銀行の元行員は全額を弁済していること。
そして裁判自体が東邦銀行が元行員を刑事告訴していること。
宮崎銀行の場合は、被害者らが元行員と銀行自体も訴えていることです。
被害者らが着服した元行員だけでなく銀行も訴えている点で、宮崎銀行は特殊な裁判かもしれません。
しかし、銀行員の年収は普通の企業よりも高いのに、顧客のお金を着服するまで遊興費にあててしまうのですね。
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