詐欺で逮捕の女性職員。信金名は公表せず。発表もなし。

当ブログはアフィリエイト広告を利用しています

着服
この記事は約4分で読めます。

銀行口座を開設してキャッシュカードをだまし取ったとして福島県の信用金庫職員の23歳の女が逮捕されました。 2月20日の夜に第一報が報道され、翌21日には全国ニュースになっています。

出典・日本テレビ系ニュース映像より

振り込め詐欺防止に力を注ぐ信用金庫の職員が自ら詐欺犯罪の片棒を担いだという事件ですが、実際の勤め先の信用金庫の名前は報道されていません。また、職員が逮捕されたことを謝罪するコメントを出した信用金庫も今のところ見当たりません。今後の捜査の進展では、着服や横領など余罪も出てくる可能性がありますが、地域の心配をよそに、職員逮捕を公表しないで済むのでしょうか?信金全体のイメージを損なう対応です。

詐欺事件の概要は

日本テレビの報道番組によると

「振り込め詐欺の被害防止を呼びかける立場の信用金庫職員の女が、他人に口座を売る目的で不正に銀行口座を開設し、キャッシュカードをだまし取ったとして逮捕された。

警視庁によると、福島県広野町に住む信用金庫職員の田中遥容疑者(23)は去年7月、闇サイトで口座を売るためにスマートフォンから銀行口座の開設を申し込み、キャッシュカードをだまし取った疑いがもたれている。

田中容疑者は、実際に口座を闇サイトで売ろうとしたものの、相手にだまし取られ、その後、都内の高齢女性が被害にあった特殊詐欺事件でその口座が振込先として使われたため発覚した。

調べに対し、田中容疑者は「借金の返済のためにやった。これまでにいくつか口座を売りました」と容疑を認めているという」

犯人を実名報道するも信金名は公表せず

金融機関の従事者が、詐欺グループに口座を売っていたという、これまで聞いたことのない事件。銀行や信金などが振込詐欺防止に一生懸命に取り組んでいるのに、この信金の職員の行為は驚きです。しかも、「これまでにも口座を売りました」と証言しているので、余罪も今後出て来るでしょう。

田中容疑者の住まいが福島県双葉郡広野町と特定されているので、自宅から通える範囲の信金に勤務していたと推察できます。福島県内には8つの信用金庫がありますが、広野町の半径10キロ圏内を通勤距離だと見ると、対象先は、あぶくま信金、ひまわり信金、郡山信金らに絞られます。

報道機関が間違っているケースも考えられます。信金と信用組合の違いがわからない経済記者がたくさんいますので、信金職員ではなく、信組だという可能性も否定できません。

容疑者は「借金返済のため」と動機を語っています。だとしたら、信金内の金庫から現金を抜いている可能性もゼロではありません。また、自分の勤め先の信用金庫のキャッシュカードを売りさばいていた事も考えられます。当然、信金側でも余罪を調査している最中でしょう。でも、そこで余罪が発覚し、その時に発表するとしたら、大きなリスクを背負います。なぜ、早期に発表しなかったのか?と。

容疑者の年齢が若いことも気になります。入庫後、まだ3年か4年くらいの若手職員です。

この若手が借金返済に追われた背景も気になります。

最新コミックも600円分無料で読める<U-NEXT>

本日もブログを読んでいただき、ありがとうございました。

コメント