池田泉州銀行 桃山台支店で2つの着服事件発生の謎

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着服
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池田泉州銀行  桃山台支店で2つの着服事件が同時進行?

池田泉州銀行が11月12日に公表し、記者会見を開いた着服事件。

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一部マスコミから2019年にも同行が着服事件を発生させていることに厳しい追求がありました。しかし、よく調べてみると、この2年前の着服事件と今回の事件は、同じ支店で同時期に発生している可能性があります。

つまり、犯行を行って懲戒免職された2019年着服事件の元行員と今回の着服事件の元行員は同じ支店で同僚として働いている時に、それぞれが着服している可能性があります。

11月12日公表された今回の着服事件は20代の若い男子行員が、

「2018 年 4 月頃以降 2021 年 10 月までの間、2 ヵ店(桃山台支店、大宮町支店)において、6 名の顧客から合計 12 回、投資信託購入等の目的でお預りした現金を着服し、株式投資や FX 取引等に充当して、被害・着服金額は累計で 4,251 万円」(銀行リリースより)と説明されています。

リリースはこちら

一方、2019年10月11日に公表された当時の着服事件の概要は、

「預金残高に関するお客様からのお問い合わせに基づき、行内調査を行ったところ、2019 年 9 月 20 日に当行元職員(38 歳・男性・調査役)による預金着服が発覚いたしました。以降の行内調査で、2007 年 5 月から 2019 年 7 月までの間、3 ヵ店(阪南支店、服部支店、桃山台支店)において、投資信託購入等の目的でお預りした出金伝票を流用する等の方法で、10 先のお客様から計 56 回、累計で 226 百万円(実質被害額 208 百万円)の預金を着服し、FX 取引や遊興費等に充当していたことが判明いたしました。」(池田泉州銀行発表リリースより)

2019年のリリースはこちら

上の2つのリリース文から2人の行員の「桃山台支店」での配属と犯行時期が重なっているのではないか、と疑念を持つ内容です。

もしも、二人が桃山台支店で同僚として働いていたなら当然話をする間柄だったでしょう。

そして、その二人がまったく同じFX取引での充当を理由に着服事件を起こすとは。

奇妙に一致することも不自然です。

まさか、共犯・・・ということはないでしょう・・・同じ手口を話し合っているとしたら、いえいえ、そんなミステリーはある訳がないでしょうけど。

しかし、着服事犯が発生したら、当然、他の店でも同様の事件が起きていないか調べるのは銀行にとって、アタリマエのことですし、金融庁から業務改善命令を受けないための「再発防止策」の重要な項目です。

2019年の事件発生が教訓にならなかったばかりか、同じ手口の事件を見過ごしてしまった・・・それだけでなく、しかも、同じ桃山台支店で、2つの着服事件が発生していることに監査部も誰も気が付かなかったとは、驚きです。

 

「今後につきましては、事務取扱ルールの見直しと一層の厳正化、及び相互牽制体制の強化に努めるなど、信頼回復に向けて役職員一丸となって全力で取組んで参ります」。池田泉州銀行は2019年、2021年と同じ文でリリースを締めくくっています。

 

「相互牽制体制」・・・本当に果たして欲しいものです。

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