初公判で窃盗金額は当初の報道よりも倍近くの4000万円に増加
6月1日に名古屋地方裁判所で瀬戸信金元職員の初公判が開かれました。顧客のキャッシュカードを使って4千万円を引き出していました。 中日新聞社の報道によると、
この元職員の窃盗事件の概要は
発端は、今年1月31日に地元のテレビ局(メーテレニュース)が報じたものです。 瀬戸信用金庫の職員が、顧客のキャッシュカードを不正に使用して現金100万円を引き出したとして逮捕されたのが発端でした。
1月31日、名古屋テレビの報道がきっかけに
まず、ここで事件を伝える瀬戸信金のニュースリリースをご覧ください。
http://www.setoshin.co.jp/topics/index.files/2.1.24kohyo.pdf
1月24日にこのリリースを公表しましたが、この事件を最初に報道したのはメーテレニュースで、一週間後の1月31日19時です。
1月31日深夜からCBCテレビ、中日新聞、日本経済新聞が続々と報道を開始します。いわゆる、後追い記事です。その報道によって、被害者は80歳代の女性だったことが新たに判明しました。
2月21日に元職員が再逮捕
瀬戸信金の元職員が再び逮捕されました。2月21日11時のニュース番組で報道され、各メディアも一斉に後追い取材をして報道を追加しています。

新たに2500万円の不正引き出しで再逮捕
「顧客のキャッシュカードで現金100万円を引き出したとして逮捕された、瀬戸信用金庫に勤めていた男が、他の顧客らからも不正に2500万円余りを引き出していた疑いが強まり、警察は近く再逮捕する方針を固めました。
瀬戸信用金庫山口支店に勤めていた杉浦克也容疑者(27)は1月、顧客だった瀬戸市の80代の女性のキャッシュカードを使い、現金100万円を不正に引き出した窃盗の疑いで逮捕されています。
これまでの調べに対し、杉浦容疑者は容疑を認めたうえで「競馬に使った」などと供述していて、21日にも起訴される見通しです。
捜査関係者によりますと、その後の調べで杉浦容疑者が同様の手口で、さらに他の複数の顧客の預金からあわせて2500万円余りを引き出していた疑いが強まったということです」 (東海テレビ放送ニュースより引用)
警察捜査で余罪が発覚。
この職員は1月31日に逮捕され、警察で取り調べを受けてきました。勾留期限の20日間の捜査で余罪が発覚した模様です。よって勾留期限が終わる21日に再逮捕が決まったのでしょう。
当初は100万円を引き出した容疑でしたが、2500万円まで引き出し額が拡大し、被害者も「複数」という説明に代わりました
そして、この事件の初公判が行われた6月1日に事件の正式な概要が判明しました。
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