住宅ローン破産予備軍が増加中。行員の早急なリタイヤも予想

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リストラ
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ようこそ金融情報発信ブログへ。本日は住宅ローンのお話です。

22日の日経新聞の記事が指摘し始めました。

地銀、積極融資の反動 縮む利ざや、住宅ローン増大
無理な貸し出しで不良債権リスク
日本経済新聞 朝刊 総合1 (2ページ)

「収益の確保を焦って融資の審査が甘くなり、粉飾決算を見逃して損失を被る例が続く。住宅ローンでも個人の収入に見合わない貸し出しが増えているようだ。無理な融資は不良債権のリスクとなる。」と、銀行をディスるのが大好きな日経らしい記事です。

その記事中にこんな内容がありました。
「住宅金融支援機構の調査では、18年10月~19年3月に借りた住宅ローンで返済額が年収の25%を超えた世帯は2割と、17年の14%から急増した。適正水準は20%程度までとされる。唯一の独立系住宅ローン保証会社、全国保証による19年4~9月の新規保証額は前年比で14%増。身の丈を超えた融資が広がっている可能性がある。」

住宅ローンの返済にすでに窮している個人がいるとすれば、予備軍は益々増えてくるはず。その問題以上に、もしも、金利が反転して上昇する局面が来たら。そんな恐怖感を持ちながら住宅ローンを売り歩いた銀行員は多いはず。

過去20年以上、銀行員は金利を下げる交渉はして来ても、上がる交渉をした事がない。そして、年収のギリギリであっても住宅ローン審査を無理に通して、融資実績を上げてきたのが現状です。

足元で徐々に不安が広がっている。銀行員のあなたがあの時、無理に審査を通して住宅ローンを貸した家族が、やがて困窮していく場面を見なければならない時代が、まもなくやってくるでしょう。

その顧客がいる支店や地域から離れたがるだけでなく、金利上昇局面になれば、顧客説明不足のそしりを免れないと予想して、リタイヤする人も増えていくでしょう。

住宅ローンの不良債権化の問題以上に、企業の柱である人材を失うという恐怖が一番問題だと思います。

今、そこにある危機。あなたは大丈夫ですか?

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