関西みらい銀行で9月18日、偽造書類で住宅ローン251億円を不正に融資していたことを公表しました。
スルガ銀行以来の不正融資事件です。
該当する行員は8月末で解雇したのに、公表は4連休前の金曜日に記者会見とは・・・・
事件の概要は
読売新聞速報によると
関西みらい銀行によると 住宅ローン不正持ち込み事案の発生について
関西みらい銀行のリリースでは
問題はどこに?
住宅ローンの不正融資と言えば、スルガ銀行の「かぼちゃの馬車」事件を思い出しますが、違いは
関西みらい銀行は実際の住宅への融資。スルガは投資目的の融資。
さらに違いは、関西みらい銀は、懲戒解雇された一人の行員が同じ支店で15年間も異動なしで不正に関わっていたこと。
また、15年間の間に、同じ職場で看過、つまり、事件性を認識した行員が9人いたけど黙って黙認してきたこと。
借入金額が上乗せされたのであれば、その上乗せ分は誰かの利益になっているのでは?その場合は単なる書類偽造などの不正持ち込み事案にならず、詐欺などにもあたるのではないでしょうか?
15年間も同一支店勤務は非常識
金融庁の不正防止指導から、同一店での勤務は3年から5年程度が普通ではないでしょうか?
犯行を犯した行員は15年間も同じ仕事を出来たのは、ありえない話です。
実際にローン業務担当で書類改ざんまでして営業ノルマを達成したのであれば、出世して支店長クラスになっていたのでは?
ただし、吸収合併された先の行員で実績を評価されないまま、同じ支店に塩漬けされていたのなら話は別ですが。
そもそも発覚が全国銀行協会へ相談の電話というのが、あまり聞いたことがありません。
普通ならまず銀行に問い合わせするのが流れだと思うのですが?もしくは金融庁の利用者相談室あたりに相談するのでは?
4連休前の金曜日に記者会見とは・・・・
発表のタイミングも、4連休前の18日に記者会見して、翌日からは休日を口実に取材を受けないという姿勢の会見です。
同じ方法が他の支店でも発覚しないように、今後も全店調査でどうなるのか?
ところで、審査部には責任はないのでしょうか?書類改ざんを15年間見抜けなかったのですが。
ネットでは

2005年から15年間、黙認されてきたということは、もはや同行の慣習になってると考えるのが自然

保険証偽造、源泉偽造&修正申告or課税証明偽造。虚偽の勤務先もと書いてあったので、知り合いの会社に在籍確認を協力してもらった可能性大。

これでは、菅政権のいう地銀再編だ。現場行員のモチベーションは下がりまくり
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